アナログちゃんのこっそり映画鑑賞記

自宅でこっそり鑑賞した映画についてぽそぽそつぶやきます。

リミット/低予算で製作されたシチュエーションスリラー映画

リミット

原題:Buried/上映時間:94分/製作年:2009年

ワン・シチュエーション・スリラーである上ほぼ一人芝居。閉所恐怖症の方にはあまりおススメ出来ません。

【あらすじ】

 主人公が目を覚ますと、たった1人で箱の中に閉じ込められていました。

【感想】ネタバレ全開

この映画は、約1時間半主人公であるポール(ライアン・レイノルズ)しか出て来ません。いわゆるワンシチュエーションもののスリラーです。箱の中の狭い空間でずっと一人芝居が続き、観ているこちら側も息苦しくなりました。しかしほぼ一人しか出て来ませんから、この人に付き合い感情移入するしかないです。

 主人公ポールの手元にあるものは、携帯電話、オイルライター、酒、薬のみ。更にストーリーが進行していくと、ご丁寧に犯人であろう人物が用意したペンとメモ帳、懐中電灯、ナイフ、ライトをゲットします。

 

ポールはあちこちに携帯電話をかけて様々な助けを求めますが、だらだらとたらいまわしにされたりします。時間と共に携帯電話のバッテリーも消耗しますから、緊急事態にこんな対応されたらキツイですね。箱の中に閉じ込められている緊迫した空気とは裏腹に、安全な地上で電話を受けた人間の悠々とした態度が伝わってきて、観ているこちら側もイラついてきます。

 

 1つ疑問に思ったのは、なぜこの男は自力で脱出しようと試みないのか?と言う事。「くそー」とか大声でわめいて棺らしきものを蹴ったりはしますが、自力で逃げようとする様子はあまりないのです。携帯電話があって他者と連絡が取れるという事は、一見命綱の様にも見えますが、下手な対応をされた日には致命的です。またメンタル面に於いても、主人公の孤独感見捨てられるんじゃないか的恐怖は半端ないと思います。

 

ショッキングな展開が続くクライマックス。主人公はこのまま脱出出来るものと思ってました(笑)。しかしラストの「すまない、マーク・ホワイトの棺だった」には愕然とします。何と言うか1時間半を返せというか・・・。しかし「すまない、マーク・ホワイトの棺だった」には決して笑えないラストであるにも拘わらず、なぜか笑ってしまう所があります。更に言えば妙に明るいエンディング曲が、どうゆう意味だろうととても気になりました。

 

話はそれますが、2015年に放送された「世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP」の『箱』というストーリーがこの映画と非常に似ている事が、映画ファンの間で話題になった様です。こちらは女性(竹内結子)が主人公です。またラストのオチは全く違うものとなっています。 この手のものだと、ヒッチコック劇場の『死人の脱走』が面白そうです。いまだに観た事はないのですが、機会があれば観てみたいです。