あまりの怖ろしさに途中でリタイヤした映画「フローズン」
フローズン
原題:Frozen/上映時間:93分/製作年:2009年
- 監督:アダム・グリーン
- 脚本:アダム・グリーン
- 出演:エマ・ベル、ショーン・アシュモア、ケヴィン・セガーズ
あまりのグロさと恐ろしさに最後まで観る事が出来ず、途中で鑑賞をリタイアしたスリラー映画です。
【あらすじ】
ノー天気な3人の若者ダン、ジョー、パーカーは、日も沈み閑散としてきたスキー場で最後にもう一滑りしようとリフトに乗り込む。ところが、彼らに気づかなかったスキー場の係員が、全員帰ったと勘違いしてリフトを停止してしまう。3人は地上はるか15メートルの場所で頼りなく揺れるリフトに取り残されてしまったのだ。しかも運の悪いことに、スキー場の営業が再開されるのは1週間後だった。照明も落とされ、気温がどんどん低下していく中、徐々に事態の深刻さを痛感していく3人だったが…。
【感想(観た所まで)】ネタバレあり
意外と評判が良かったみたいなので、ケーブルテレビで放映されるようになってからすぐに鑑賞。登場人物の3人が雪山のリフトにポツンと取り残される映画って事は、あらかじめ知っていたのですが・・・こんなに恐ろしいとは。
4回ぐらい挑戦したのですが、いつもほぼ同じシーンの所で耐え切れず挫折。パチンとテレビを消してしまいます。そのシーンとは、3人の内の1人がリフトから飛び降りるシーン。何て無謀な事を・・・と思っていると、その後の展開が想像以上にエグくて、イスから飛び上がり画面から離れてしまうぐらいの怖さです。映像はかなりグロ、その上基本スリラー映画ですからビビらせ方も半端なく「もうこれはたまらん!」と見続ける事を断念しました(何回も)。ですからこれ以降はどうなってしまったのか分かりませんが、何度もチャレンジはしているので、逆に印象だけは残ってしまっている映画です。
そもそも一見楽しげなのですが、最初から3人の関係が妙にギクシャクしていたのが、気になっていました。この類の映画にありがちな、浮かれた男女の若者が怖い目に合う的なストーリーにしては、キャラ設定がペラペラな若者ではなく、比較的地味なあまり浮かれていない人達が出ているのも特徴です。よって少々感情移入がしやすくなっていて、それが怖さを増す原因となりました。
しかしこんなトラブルに巻き込まれるとは、この3人はおそらくたまたまこの日の行いが悪かったのでしょう。昼間の内もリフトの係員に無理やり安く乗せてもらったりとかして、ちょっとわがままです。やはり安易に人をなめてかかった態度をとるのは、やめた方が良いですね。これはひょっとしてリフト係員の嫌がらせか?と思ったぐらいです。いずれにせよ最後まで観ていないので何とも言えない所が残念です。