アナログちゃんのこっそり映画鑑賞記

自宅でこっそり鑑賞した映画についてぽそぽそつぶやきます。

タイムアクセル12:01

タイムアクセル12:01

原題:12:01/上映時間:94分/製作年1993年

 

【あらすじ】

科学研究所の人事部に勤めているバリーは、今一つ仕事が出来ずにクビ寸前。その日の朝も遅刻をし、女上司にデスクの上が散らかり放題だと指摘される。その上博士の部下2人の社員登録を抹消してしまっており、訂正を求められる始末。

バリーは以前から密かに思いを寄せているリサと言う名の女性がいるが、彼女は博士の研究に直接携わっている研究員だった。その日どういう訳かランチを選んでいる時にたまたまリサに声を掛けられたバリーは、舞い上がってしまい上手く話せず、トンチンカンな発言を連発。共にランチを過ごす事は出来なかった。

その日の夕方、バリーが仲の良い同僚と帰宅しようとしていたら、研究所の前でリサを見かける。リサは花屋から赤いバラを買っていた。それにうっとり見とれているバリーと友達だが、その時・・・・。

【感想】ネタバレ全開

『恋はデジャ・ブ』をご紹介したのでそれと類似した映画『タイムアクセル12:01』もご紹介します。奇しくもこの2つの作品の公開年は共に1993年。ほぼ同時期にこの様な類似した作品が公開された事は興味深いです。

 analogchan.hatenablog.jp

 原作は、リチャード・ルポフの「12:01 PM」。またこの「12:01 PM」は1990年に短編映画としても映画化されていて(タイトルは12:01 PM)、これはアカデミー賞の短編映画賞にノミネートされています。

監督は『バーニング』や『ヒドゥン』などで有名なジャック・ショルダー。

いい奴なんだけど結構ダメなトコがたくさんある主人公バリー・トーマスを演じるのは、ジョナサン・シルバーマンです。

 

あらかじめどの様な映画か分かって鑑賞したのですが、始まって20分も経たない内に衝撃的な展開があって「えええええー」って思いました。つまりこの映画は主人公バリーの時間が繰り返される事によって、問題解決の為に役立つ様な仕組みになっています。

 

バリーが2周目のループに入っている時、その事実に気付くのがあまりに遅くてイライラしました。割れた筈の花瓶が元通りになっていたり、昨日と全く同じニュースが流れていたりと色々ヒントが出て来ているのに、二日酔いのせいにしたりしてなかなか気付いてくれません(笑)。研究所のオフィス内では周囲の人の服装は毎回同じなのに、バリーのシャツとネクタイの色だけが毎回変わるのがちょっと切ないです。同じ日が繰り返される内に徐々に物事の真相が明白になっていくといったスタイルなので、退屈したり飽きたりせずに、鑑賞する事が出来ました。

 

最初は要領が悪くて困った人だなと思って観ていたバリーですが、どんどん格好良くなっていくのが分かります。口うるさい女上司に逆切れするシーンなんか最高です。

どうせこいつが黒幕なんだろうと思っていたデンクは、予想に反して正義感の強い良い男でした。バリーには悪いけどもう一周ループして、出来れば彼を救って欲しかったです。

 

ラストはややバッドエンド(意外でした)でありながらも、リサの命を救うことが出来た事からラブラブムードの二人。ちゃんと翌日が訪れた事に狂喜したバリーの表情から、同じ一日を何度も繰り返す事が如何に地獄であるかがよく伝わってきました。

 

(余談)

バリーの持っている目覚まし時計がかわいくて欲しくなりました。こんなヤツです。 

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あとは刑務所に入れられた囚人の役で、『マチェーテ』のダニー・トレホがちょこっと出演しています。バリーが「今日の繰り返し」と嘆くと、囚人は「それがブタ箱暮らしさ」とクールに答えます。シブい。