アナログちゃんのこっそり映画鑑賞記

自宅でこっそり鑑賞した映画についてぽそぽそつぶやきます。

ファインド・アウト

ファインド・アウト

原題:GONE/上映時間:94分/製作年:2012年

【あらすじ】

「TIME タイム」「レ・ミゼラブル」のアマンダ・セイフライドが主演し、全米で社会問題化している「ミッシング・パーソン(=人が消える)」という不条理な現象を題材に描くスリラー。1年前に何者かに拉致・監禁されたと訴える女性ジル。しかし、警察の捜査でも証拠は何も見つからず、ジルは心の病からくる虚言症と断定され、捜査は打ち切られてしまう。しかし後日、今度は妹モリーが失踪してしまい、ジルは同じ犯人の仕業だと主張するが、警察は聞く耳を持たない。孤立無援の状況下で、ジルは原因不明の失踪現象の裏に渦巻く真実に迫っていく。

ファインド・アウト : 作品情報 - 映画.com

 

 
映画『ファインド・アウト』予告編

 【感想】ネタバレ全開

鑑賞し終わった後、何処かがスッキリしないと感じました。さすがに主人公ジル(アマンダ・セイフライド)の妄想だった・・・みたいなオチでなかったのは幸いです。しかしジルは狂ってると思わせる様な演出をしておきながら、この手の映画にありがちなお決まりのラスト。結果これはこれで、何故か裏切られたような気持ちになり着地に違和感を感じました。

 

この作品が楽しめるか否かは、前半部分で主人公ジルをどの様な視点から見ているかによって大きく違ってくる様な気がします。私はジルを少々意地悪な目で見ていたもので、乱暴な着地の仕方だなと思ってしまいました。しかし逆に、最初からあの警察官の方を疑って見ていれば、そういう映画には見えなかった筈ですね。おそらく、後半のストーリーをもっと楽しむ事が出来たのではないかと思いました。

 

けれどもそう出来なかったのは、主人公のジル(アマンダ・セイフライド)があまりにも身勝手だったから。ゴーイングマイウェイな上、口が達者で周囲の人にコロコロ嘘をつき騙していくので、どうも好感が持てませんでした。まあ、主人公は町の人達から全く信用されておらず、精神病者の扱いを受けているのですからそうなってしまうのも無理はありませんが・・・。派手なアクションはそこまでないものの、物語はテンポよく進行されるのでサクサクと鑑賞出来ました。

 

妹のモリーが這う這うの体で家に帰ってくるシーンあたりから、本格的にジルの主張が正しかった事が明かされてくるのですが、このタイミングから気持ちを切り替えるのではちょっと遅すぎです。結果ジルに感情移入出来てない状態から、終盤にかけてのあの展開が始まってしまい「心の準備が出来ていないんですけど・・・」という状態に。この事は私としては不満ですが、どの様な目線で鑑賞するかによって、映画の結末の印象が変わってくるという点に於いては興味深いと思いました。

 

 再度観返してみると、ジルがあらゆる場面で生き生きとしていて美しく感じられました。ラスト、警察から何があったのかと質問され「実在しないのよ、妄想だから」 と返すジルのセリフが心に染みます。