アナログちゃんのこっそり映画鑑賞記

自宅でこっそり鑑賞した映画についてぽそぽそつぶやきます。

映画【レッド・ライト】ネタバレあり

レッド・ライト

原題:RED LIGHT/上映時間:113分/製作年:2012年

【あらすじ】ネタバレあり

 科学者のマーガレットとトムは、あらゆる超常現象を科学的に解き明かし、超能力や霊能力を自称するペテン師たちの正体を暴いてきた。そんなある日、伝説の超能力者サイモン・シルバーが30年の沈黙を破り、復活を遂げる。トムはそのニュースに飛びつき、シルバーを調査すべきと主張するが、マーガレットは“彼は危険すぎる”とトムに自制を求める。実は、彼女は若い頃にテレビ番組でシルバーと対決し完敗した苦い過去があったのだ。そんなマーガレットの忠告を無視して単独でシルバーへと近づいていくトムだったが…。

映画 レッド・ライト - allcinema

  


映画『レッド・ライト』予告編

【感想】完全ネタバレ

予告がなんか面白そうだったので、鑑賞してみる事にしました。監督は『リミット』のロドリゴ・コルテス。「あの箱の中に閉じ込められて出れないヤツね!」と、ピンとくる方もいらっしゃるかと思います。

ロドリゴ・コルテス監督作品【リミット】の映画感想はこちら↓

analogchan.hatenablog.jp


 地味な印象の映画ですが、ロバート・デ・ニーロキリアン・マーフィー、シガニー・ウィーヴァー、トビー・ジョーンズなど結構豪華なキャストが出演しています。主演はキリアン・マーフィー。デニーロ演じるサイモン・シルバーのキャラが立ちすぎていて、キリアン・マーフィーがちょっと地味に見えるのが玉にキズですが。

 

『リミット』と比べると、あまりインパクトのない作品だったと思います。

 監督自身がこの映画が公開された当時にあたって、 下記の様な事を話されている様です。

超常現象VS.科学の力という伝統的な対決構図を借りて「脳のメカニズムを描こうと思った」とコルテス監督は狙いを明かす。「人の脳はいかに不完全で、あてにならないかを描こうと思ったわけだよ。それを描くためのバックグラウンドとして何が魅力的かを考えた時に、超常現象を扱った詐欺まがいの人たちがいいと思ったんだ」。

ロドリゴ・コルテス監督が語る映画『レッド・ライト』の狙いとは?|ニュース|映画情報のぴあ映画生活(1ページ)

  

全ての物事が科学で説明できるとは思っていない私は、目に見えない物事も割と信じる方です。しかし超常現象に見える事でも、仕掛けがある事も結構多いと言う事ですね。気をつけなきゃいけないな、と思いました。コロンブスの卵ではないですが、気が付いてしまえば案外簡単だったみたいな事ってあると思います。本作には、超常現象を否定し見破る二人の博士(マシスン博士とバックリー博士)が出て来ますが、この二人のイカサマを見破ってやる!という執念が凄いです。

 

やられたなぁと思ったのは、サイモン・シルバー(ロバート・デ・ニーロ)にばかり気を取られており、主役のバックリー博士の方をちゃんと観察していなかった事ですね。サイモン・シルバーに対して「この人はあやしい」という先入観を持って観ていた為、まんまと騙されてしまいました。サスペンスものに超常現象が出て来るのは型破りだと思いますが、最後にもう1つどんでん返しがあったので何だかちょっと得した気分です。あとはエンドロールが出終わった後のワンカット。非常に短いですがこれも謎ですね。

 

トーリーの終盤「どうやったんだ!」ってデニーロさんが何回も叫ぶシーン。それには何も答えず、会場を後にするバックリー博士。他者とは違う能力を持ち合わせてしまったが為に、孤独を抱え悩み込んでしまったバックリー博士の狂気が切なかったです。