アナログちゃんのこっそり映画鑑賞記

自宅でこっそり鑑賞した映画についてぽそぽそつぶやきます。

クロスオーバーな映画10選 ! わちゃわちゃと全員集合のキャラ達

 

このブログでは、初めてのおすすめ○選スタイルの記事となります。その1記事目が、なぜよりによってクロスオーバー映画なのか?などの細かい挙動につきましてはスルーしてやって下さい。まぁ敢えて申し上げればコロナの時期なので、いろいろなキャラクターがワチャワチャと出てくる映画をご紹介したいと思います。劇中のキャラクターらは現実だと明らかに「密です」と注意されるような集合具合ですが、映画の世界は関係ないもんねーーー!^-^

 

ちなみに自分はそこまで人の集まる場所に行きたいと思わないので、ステイホームに関してはほとんどストレスを感じていません。あえて言うならば、敬愛するみうらじゅんさんの『人生エロエロ』をコンビニで立ち読みできなくなったことの方にストレスを感じています。衛生面を考慮し禁止になったのでしょう(最近は解除されています)が、やっぱ日頃から立ち読みはダメですね(笑)ちゃんと買わないと!

 

という訳でクロスオーバー映画です。基本的に映画作品のみを選んでいますので、ご了承ください。またマーベルやスーパー戦隊シリーズなどの作品を入れると明らかに10選に収まりませんので、除外させていただきます。

 念のため...クロスオーバー作品とは?

※説明不要の方はスッ飛ばしてください。

クロスオーバー作品とは、全く違った舞台設定のキャラクターらが1つの物語の中に登場する映画、ドラマ、アニメなどのことを言います。最近ではアメコミ原作の実写映画などに多く見受けられ、普段は別々の世界に住んでいる人気キャラやヒーローらが一同に介して活躍する作品が人気を博しています。クロスオーバー映画を鑑賞すると、たまたま好きであったキャラクターが入り口となり、全く違った世界に住むキャラクターや作品にも興味が持てるというメリットがあるかも知れません。1つの映画からさまざまなカルチャーを知るきっかけを作ってくれる作品をお探しの方や、普段からカメオ出演やオマージュシーンに敏感な方には特におすすめです。

 

※完全ネタバレではありませんが、半分ぐらいネタバレしています。ご了承ください。

1.シュガー・ラッシュ:オンライン

原題:Ralph Breaks the Internet/上映時間:112分/製作年:2018年

シュガー・ラッシュ:オンライン (字幕版)

 あらすじ

ラルフ(声:ジョン・C・ライリー)とヴァネロペ(声:サラ・シルバーマン)はゲームセンターに住むキャラクターで、よき友達同士であった。ヴァネロペは「シュガー・ラッシュ」というレースゲームのレーサーであるが、彼女は毎日同じコースを走ることに飽き飽きしている。そこでラルフは、ヴァネロペのために新しい「でこぼこ道」を用意した。

しかしヴァネロペが自分の意思で好き放題レースをしたため、現実世界のプレイヤーと摩擦が生じ、ハンドルが壊れてしまった。ゲームセンターのオーナーはハンドルを買い替えるほどではないと判断。要はそれほどの人気ゲームではなかったのである。結局ゲーム機本体の「シュガー・ラッシュ」は破棄される予定となった。もうレースができないと嘆くヴァネロペだが、インターネットのebayでは200ドルで出品されていると知る。ラルフとヴァネロペは最近ゲームセンターに設置されたWi-Fiを使い、インターネットの世界に入り込むことになった。

 

 おすすめのポイント

2012年の人気クロスオーバー作品、『シュガー・ラッシュ』の続編です。本作品では『ズートピア』のニックやディズニープリンセスなど、前作以上に多くのキャラクターが登場!また劇中には前作同様「Qバート」や「ソニック」などのゲームキャラクターも出現します。

監督を務めるのは、肉食動物と草食動物の共生する大都会を描いた『ズートピア』のリッチ・ムーアと、同作で原案に携わったフィル・ジョンストン。シュガー・ラッシュ:オンライン』では、インターネット内で起こっているできごとが、アニメーションで分かりやすく説明されているのが特徴です。ちょうど『インサイド・ヘッド』が脳内で起こっていることを視覚化したのと同じイメージと言えるでしょう。

 

見どころは、ヴァネロペがインターネットの世界で本格的なレースゲーム「スローターレース」に参加するシーン。ここで登場する女カリスマレーサーのシャンクの声をガル・ガドットが担当しています。更に物語終盤は映画『キングコング』のパロディもあり、全体的に人気・不人気キャラクターのオンパレード。インターネットの世界を可視化した世界観を堪能したい方以外にも、ただ単に「シンデレラ」や「オーロラ」などディズニープリンセスが好きな方など幅い層の方が楽しめる作品ではないかと思います。

 

シュガー・ラッシュ:オンライン (字幕版)

シュガー・ラッシュ:オンライン (字幕版)

  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: Prime Video
 

2.フレディVSジェイソン

原題:Freddy vs. Jason/上映時間:97分/製作年:2003年

フレディVSジェイソン [DVD]

 あらすじ

かつてエルム街で悪夢を利用し人々を恐怖のどん底まで陥れていたフレディ(ロバート・イングランド)は生気を失っていた。今や、人を脅かし恐怖心を煽ることでエネルギー源にしていたフレディを意識する者はほとんどいない。なぜならエルム街のほとんど全ての住民達が、フレディのことを忘れ去っていたのだ。そこで彼は人々を不安に追いやるため、クリスタルレイクのジェイソン(ケン・カージンガー)の力を借りることにした。

その頃若者ローリー(モニカ・キーナ)の家には、キーア(ケリー・ローランド)をはじめギブ(キャサリン・イザベル)、トレイ(ジェシー・ハッチ)らが集まりパーティーをしていた。しかしそこへ突然ジェイソンが現れ、トレイを惨殺する。ローリーらがあわてて通りがかりの警察に通報すると、警官の1人がフレディ・クルーガーの名を口走った。エルム街には、若者が知らない恐ろしい過去があったのだ。

 

 おすすめのポイント

ざっくり申し上げると、眠ると現れるフレディの物語と、リアルな世界の殺人鬼ジェイソンの物語が上手く交差して描かれています。街に殺人鬼が2人も登場するため、目撃者の話がくい違うのも、本作品の面白さと言えるでしょう。更に物語中盤以降は、エルム街にジェイソンとフレディが同時に現れることで、人々がパニックに陥ります。

 

しかし物語終盤では主にフレディとジェイソンの対戦が描かれるため、ややアクション色の強い作品になってしまいました。そこは好みが分かれるところだと思います。ジェイソンは溺死したことから水に弱く、フレディは火に弱いなど殺人鬼のキャラクターも対照的に描かれている点なども面白いですね。全く違う背景を持つキャラクターのストーリーを、上手くクロスオーバーさせた脚本は秀逸です。

フレディ vs ジェイソン(字幕版)

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  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video
 

3. レディ・プレイヤー1

原題:Ready Player One/上映時間:140分/製作年:2018年

レディ・プレイヤー1(字幕版)

 あらすじ

2045年の近未来では都市がすっかり退廃し、人々は「オアシス」と呼ばれる仮想現実のゲームにどっぷり浸り現実の辛さから目をそむけていた。しかし「オアシス」の創始者であるジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)が亡くなったため、その遺産と運営権が授与されるアノラック・ゲームが行われるようになる。

一方主人公ウェイド(タイ・シェリダン)はオハイオ州コロンバスのスラム街で、叔母と暮らしていた。少年ウェイドも「オアシス」に入り浸り没頭する日々である。「オアシス」の中ではどんなキャラクターにもなれる上、さまざまな人と友達になることも可能なのだ。しかしウェイドの目的はやはり運営権が授与される為の、イースターエッグを探すことである。

ウェイドのプレイヤーネームは、パーシヴァルであった。ある日彼はアルテミス(オリヴィア・クック)という名の女性アバターと出会う。

 おすすめのポイント

みんな観ているだろうし、これはもう言うまでもないですね。まさに夢のプロジェクト!スピルバーグ監督の、オタク的な側面を存分に知りたい人の為の作品です。登場するキャラクターは「グレムリン」や「アイアン・ジャイアント」から日本の「ガンダム」や「ハローキティ」まで多数であり、その上懐かしの80年代ヒット曲が流れる始末。情報量の多さは、もはや正常とは思えないレベルまで到達しています。知っていれば知っているほど、好きなキャラクターが多ければ多い程クラクラし、喜びのせいで若干ストレスが溜まる作品と言っても過言ではないでしょう。

 

キャラクターの登場の仕方もパッと見て分かるパターンから、なかなか気づきにくいケースまでさまざまです。また主人公パーシヴァルがVRゲーム空間オアシスの中でバック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに乗りカーチェイスするシーンや、『ジュラシック・パーク』シリーズのセルフオマージュなど、みどころを挙げればキリがありません。

よってこの映画は、1度の鑑賞では把握しきれない程たくさんのキャラクターが登場する作品を鑑賞したい方や、シャイニングの双子やチャイルドプレイのチャッキーなどホラー映画のキャラクターを、SF映画の中で観てみたい方にもおすすめ。キャラクターだけでなく、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンバットマンバットモービル、『AKIRA』の金田のバイクなど、懐かしの乗り物も大集合です。

レディ・プレイヤー 1 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: Blu-ray
 
レディ・プレイヤー1(字幕版)

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  • 発売日: 2018/07/25
  • メディア: Prime Video
 

4. ピクセル

原題:Pixels/上映時間:105分/製作年:2015年

ピクセル (字幕版)

 あらすじ

時は1982年、少年サム(アンソニー・イッポリト)とウィル(ジャレッド・ライリー)の住む町に、新しいゲームセンターができた。サムはパックマンなど初めてするゲームでも難なくクリアし、周囲の子供の注目を浴びる。その頃アメリカでは、「第1回ビデオゲーム世界大会」が開かれる予定だった。この大会の記録映像は、NASAの宇宙探査機に乗せられ宇宙へ送られる。目的は、宇宙人との親交を試みることであった。

サムやウィルもこの大会に参加すべく会場に向かい、同じくゲーム好きのラドロー、エディと出会う。しかしサムは「ドンキーコング」の対戦で、惜しくもライバルのエディに敗れる。それから月日が経ち、少年らは大人になった。何とゲームが得意でなかったウィル(ケヴィン・ジェームズ)は、アメリカ大統領に就任している。

一方サム(アダム・サンドラー)は少年時代の敗北感が忘れられず、くよくよしながらホームシアターの設置をする仕事に就いていた。その頃正体不明の敵が、グアムのアンダーセン空軍基地を襲う。敵は、あらゆるものをキューブ化する能力を持っていた。大統領ウィルはこの破壊兵器が1980年代のゲーム『ギャラガ』と関係していると睨み、サムに協力を求める。

 

 おすすめのポイント

1982年にNASAが宇宙に向けて友好の印に送ったゲーム映像を、エイリアンが宣戦布告と勘違いし攻撃を仕掛けてくるという筋書きの作品です。エイリアンはなぜか「ギャラガ」や「ドンキーコング」のゲーム方式で戦闘を仕掛けてきます。そこで子供の頃にゲームが得意であったサムやラドローが大活躍、軍人らにゲームの攻略法を伝授するといった内容。

登場してくるゲームキャラクターはパックマンや、Qバート、フロッガーのかえるなど多数で期待値よりははるかに多くのキャラクターが登場。また本作品には、ファンタジー映画のキャラクター「スマーフ」なども少しだけ登場します。スマーフ、可愛くて好きです。またマリオがいつどこに出てくるか?などの楽しみ方もできるでしょう。

 

また劇中でのパックマンは意外にも悪役キャラ。パックマンの生みの親である岩谷徹役をデニス・アキヤマが好演しています。また本作品には岩谷徹本人もカメオ出演ゲーム&映画が好きな方なら、暇な時に鑑賞しておくと良いかも知れません。ただストーリー自体はハートウォーミングですが、手ぬるい感じもしなくはありません。

ピクセル (字幕版)

ピクセル (字幕版)

  • 発売日: 2015/12/23
  • メディア: Prime Video
 

5. LEGO ムービー

原題:The Lego Movie/上映時間:100分/製作年:2014年

LEGO(R) ムービー(吹替版)

 あらすじ

魔法使いウィトルウィウスモーガン・フリーマン)の所に、おしごと大王(ウィル・フェレル)が現れる。おしごと大王は、レゴの世界で最強の兵器「スパボン」を奪いにやって来たのだ。何でも固めてしまう「スパボン」は、自由な創造を楽しむマスタービルダー達にとっては、最悪のアイテムであった。ウィトルウィウスは、奇跡のパーツを見つけた黄色い顔の若者が世界を救うと予言する。

それから8年と半年が過ぎた。ブロックシティに住む主人公エメット(クリス・プラット)は、常にマニュアル通りの生活をする男だった。エメットは平凡な建設作業員であったが、それなりに日々の生活を楽しみ機嫌良く過ごすタイプのポジティブな青年。ある日エメットは仕事帰りの現場で、美しい女性ワイルドガール(エリザベス・バンクス)に出会う。彼女に声をかけようとしたエメットは、深い穴に落ちてしまった。そこでエメットは奇跡のパーツを手にする――。

 おすすめのポイント

本作品では知育玩具として知られる、レゴブロックの中の世界が描かれています。子供の頃レゴブロックで夢中になって遊んだ思い出がある方は、「ブロックの種類がたくさんあっていいなぁ!」とか「壊さなくていいなんて羨ましいなぁ」と妬ましく思うかもしれません。自分は子供の頃レゴで宇宙船(のつもり)を作ったあと、壊さなければならない時に広告紙の裏やらくがき帳にデッサンしてました。レゴがダイヤブロックなどと比べて魅力的だったのは、グレーやカーキなどシブい色があったことです。

 

さて『LEGO ムービー』がおすすめの理由は、同シリーズの作品が程良く出ているからということもあります。筋書きはおしごと大王による創造の自由と個人の個性の剥奪を、レゴマスターらが必死で食い止めようとする中、超平凡で平均的な男エメットが活躍するという内容のもの。

 

エメットは、最初観た時パッとしないキャラクターなのですが、ストーリーが進むにつれだんだん好感を持てるようになってきます。更にエメットやレゴワールドの邪悪な存在おしごと大王と、DCコミックスの人気キャラクターがクロスオーバーする作りにも満足。バットマンやグリーンランタン、スーパーマンワンダーウーマンも登場します。またDCコミックスのキャラクターだけでなく、アメリカのアニメのキャラクターユニキャットやスター・ウォーズハン・ソロなども登場し、ごちゃ混ぜの世界観が楽しめますよ。先入観からストップモーションアニメと思われがちですが、実は全てCG。

LEGO(R) ムービー(吹替版)

LEGO(R) ムービー(吹替版)

  • 発売日: 2014/07/19
  • メディア: Prime Video
 

6.ロジャー・ラビット

原題:Who Framed Roger Rabbit/上映時間:103分/製作年:1988年

ロジャー・ラビット (字幕版)

 あらすじ

ハリウッドの人気スターであるロジャー(声:チャールズ・フライシャー)は、最近スランプに陥りいつもの調子が出ないでいた。理由は妻のジェシカ(声:キャスリーン・ターナー)が浮気をしているのではという疑念によるものであった。アニメーション映画会社の社長であるマルーン(アラン・ティルヴァーン)は、ロジャーを心配し私立探偵のエディ(ボブ・ホスキンス)にジェシカの浮気調査を依頼する。

エディは弟を亡くしてからというもの、酒浸りの日々を送っていた。収入が必要なエディは乗り気ではないものの、ジェシカが働くキャバレーに張り込み、浮気の証拠写真をカメラに収める。浮気相手はトゥーン・タウンの持ち主であるマービンであった。妻の浮気に傷付くロジャーであるが、その翌日にマービンが何者かに殺害されてしまう。犯行はトゥーンによるものだと見られ、ロジャーは殺害容疑をかけられるが...。

 おすすめのポイント

鑑賞したのが随分昔の話で、もうあんまり覚えてませんが...(笑)

通常では、あり得ない組み合わせの共演が果たされていると言えるでしょう。 

『ロジャー・ラビット』は、実写とアニメーションが融合された世界を描いた1988年のクロスオーバー作品です。実写とアニメの融合作品は過去にも存在し、1965年の『メリー・ポピンズ』などが知られていました。しかし本作品はアニメのキャラクターであるトゥーンが、現実世界に存在しているという設定で物語が進んでいきます。

トゥーンらが「トゥーン・タウンに住んでいる」この構想が当時は新しく感じられ、優れたアイデアの作品として話題を呼びました。また『ロジャー・ラビット』ではディズニーやワーナー、パラマウント、MGMなどの売れっ子キャラクターたちが、クロスオーバー出演しているのも魅力です。劇中ではディズニーのミッキーマウスとワーナーのバッグス・バニーなどを同一スクリーン上で観ることができました。(だったと思います...)

ロジャー・ラビット (字幕版)

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  • 発売日: 2019/04/15
  • メディア: Prime Video
 

7. スペース・ジャム

原題:SPACE JAM/上映時間:87分/製作年:1996年

スペース・ジャム (字幕版)

 あらすじ

時は1993年、絶頂期であるマイケル(マイケル・ジョーダン)は突然引退宣言をする。彼はプロ野球選手への転職を試みていたのだ。ちょうどその頃宇宙の彼方にあるアミューズメントパーク「モロン・マウンテン」では、お客の入りが悪く経営困難に陥っていた。そこで社長のスワックは地球のルーニー・テューンズの人気キャラたちを、こき使おうと考える。

地球に現れた宇宙人らに捕らわれまいと、バックス(声:ビリー・ウェスト)らはある提案をする。それは宇宙人らとバスケの試合をして決着を付けることであった。バスケというスポーツを選んだのは、宇宙人らの身長が低かったからである。しかし宇宙人らはNBAの選手からパワーを吸い取り、偽の実力をつけ試合に出場しようとする。

 

 おすすめのポイント

「バスケットボールの神様」として知られるマイケル・ジョーダンルーニー・テューンズの仲間達が手を組んで宇宙人とバスケの試合をするという、かなり変わったコンセプトの作品です。その他のNBA選手らも実写+皆本人役で出演。ジョーダンの横にバックス・バニー達がちょこんといる光景が、微妙にパースの狂った絵を観ているようで良いですね。あとはゴルフ場で、ビル・マーレイが被っている不思議な傘とか(笑)シュールすぎます。なぜか好きなんですよこの映画。いろんな意味でインパクト大です。

 
確かに、マイケル・ジョーダンのファンの方がこれを観てどう思われるかは疑問です。でも1部の人達からは、カルト的な人気を得ているようですね。自分としてはどちらかというと、スラップスティックコメディを観て息抜きをしたい方なんかにおすすめしたいですが。また1990年代の雰囲気を持った映画や、ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』など実写とアニメが融合された作品が好きな方にもおすすめです。

 

ちなみに『スペース・ジャム』の続編は、過去たびたび噂されていましたが遂に公開が決まったようです。タイトルは『Space Jam: A New Legacy(原題)』。アメリカでの公開は2021年7月の予定です。ジャスティン・リンに監督して欲しかったなと少し思う。でも楽しみですね。

スペース・ジャム (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 8.キングコング対ゴジラ

上映時間:97分/製作年:1962年

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 あらすじ

パシフィック製薬の宣伝部長である多胡(有島一郎)は、自社がスポンサーをしているテレビ番組「世界驚異シリーズ」の視聴率に悩まされていた。そこで南太平洋にあるファロ島の「巨大なる魔神」を番組のネタにしようと考える。多胡はテレビ局員の桜井(高島忠夫)と古江(藤木悠)を探検隊として、ファロ島まで連れて行く。

ちょうどその頃北極海では海水の温度の上昇により、ゴジラが目を覚ました。多胡はゴジラが再び現れたことで、日本国民の注目がゴジラの方に向いたことが気に入らない。一方ファロ島では、島の住民たちが信仰している「巨大なる魔神」のキングコングが姿を現わした。多胡は、キングコングを日本へ連れて帰ることを思い付くが――。

 

 おすすめのポイント

自分はこの映画の公開時生まれていませんから、ゴジラシリーズについてあれこれ言うのはホントおこがましいのですが、若い方はもっとご存知でないかもしれないので一応挙げされて頂きます。東宝創立30周年を記念して製作された『キングコング対ゴジラ』はゴジラシリーズの3作品目にあたり、日本のゴジラシリーズにアメリカの人気モンスターであるキングコングを迎え入れた作品としても有名。またこの作品はゴジラシリーズの中では、でもあります。世紀の対戦とも言えるコングとゴジラのバトルは、当時人気であったプロレスを参考に製作されたと言われていて、確かにプロレスっぽいなと思いました。

 

一番好きなシーンはかなりのネタバレになるので言いませんが、みどころはたくさんあります。今現在の視点から言いますと、まずファロ島に着いた時の島民たちが密過ぎますよ。またそこから、キングコングを日本に連れて帰るシーンが特に良い。あとはパシフィック製薬の宣伝部長のキャラが、異様に濃いなぁと思いました。正に昭和の人という感じです。ファロ島に出現する大ダコが凄い迫力でした。

9. ニンジャバットマン

原題:Batman Ninja/上映時間:85分/製作年:2018年

ニンジャバットマン

 あらすじ

犯罪都市ゴッサムシティからジョーカー(声:高木渉)をはじめとする悪党らがゴリラ・グロッド(声:子安武人)のマシンによりタイムスリップした。着いた先は戦国時代の日本である。何とジョーカーは侍らを子分にし、歴史の改変を試みているのであった。ジョーカーよりも一足遅かったバットマン(声:山寺宏一)は、ジョーカーの悪行を食い止め、悪党らをゴッサムシティへ戻すべく悪戦苦闘する。

危機に陥ったバットマンに、日本の協力者が現れる。それは忍者集団の蝙蝠衆であった。

 おすすめのポイント

ジョ、ジョーカーが陽気過ぎる...。第一印象はそんな感じですが、そもそも戦国時代にバットマンという設定が異色過ぎて案外これはこれで良い。何か全体的にハチャメチャ感が凄くて、呆気にとられました。また後半になってくると分かるのですが、ジョーカーは本作品の中でもやっぱ凄い悪い奴。映像表現も具体的には言いませんが、細かいところまでこだわりが感じられる作品です。

 

なんせDCコミックスの人気キャラクターであるバットマンを、タイムマシンで日本に連れてくるあたりからもう既に滅茶苦茶だし、それを最後までぶっちぎりでやったところが素晴らしいと思います。更にストーリー終盤には、必要以上にデカいロボットが登場。タイムボカンっぽくもあり、こちらの気分も昭和にタイムスリップ出来ました。

 

ニンジャバットマン [Blu-ray]

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  • 発売日: 2019/04/10
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10.映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活

上映時間:94分/製作年:2017年

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活

 あらすじ

かつて不思議な時計を持った少年がいた。その時計の名は妖怪ウォッチと言い、妖怪を呼び出すことができるものであった。しかし立派な大人になった少年は、妖怪の姿が見えなくなってしまう。妖怪ウォッチも妖魔界と人間界のバランスを崩す危険なものとして、時空のかなたに葬り去られてしまった。

そして30年の月日が経った。地球上の人々は「鬼まろ」と呼ばれる妖怪ウィルスに侵食され始めていた。「鬼まろ」は人の心の悪意に寄生し、その人間を恐ろしい鬼の姿に変えてしまうのであった。トウマ(声:千葉雄大)はおとなしいが、心に寂しさを抱え持った少年である。ある日トウマは不良らにカツアゲされるが、「鬼まろ」に憑かれたトウマは憎しみを増長させ逆に不良らを徹底的に叩きのめす。「鬼まろ」たちにそそのかされたトウマは、闇のアイテムである鬼眼ギアを受け取ってしまうが――。

 おすすめのポイント

過去の妖怪ウォッチシリーズから、一新したデザインや設定が本作品の特徴です。よってシリーズの中でもホラーテイストが強い、大人向けの作品と言えるでしょう。またジバニャンなどの妖怪のキャラクター表現は“ライトサイド”と呼ばれる愛らしい姿と、“シャドウサイド”と呼ばれるやや怖そうな姿に切り替わるシステムになっています。

 

ケータの時代の30年後という時代設定の中で展開する本作品の物語中盤には、古くから親しまれている妖怪アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクター鬼太郎目玉おやじねずみ男らが登場。目玉おやじや鬼太郎が出てくると、問題が無事解決しそうな気がしてきて、ホッとしました。ジバニャンと鬼太郎が同じスクリーンの中で並んでいる絵は、妖怪アニメファンには堪らない夢の共演であると言えるでしょう。

 

 

 

長い記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!自分はこのような映画を観ることで、お気に入りのキャラクターが普段とは違った表情や側面を見せてくれるのが嬉しいです。密状態が恋しい方は、映画の中のガヤガヤ気分を味わってください。ウワッっと思うこと間違いなしです(笑)