アナログちゃんのこっそり映画鑑賞記

自宅でこっそり鑑賞した映画についてぽそぽそつぶやきます。

【スペル】映画感想☆入れ歯が襲ってくる恐怖

スペル

原題:DRAG ME TO HELL/上映時間:99分/制作年:2009年

監督:サム・ライミ

脚本:サム・ライミ、アイバン・ライミ

出演:アリソン・ローマンジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー

 

ホラー映画が苦手な方にも、比較的おすすめです。

【あらすじ】

銀行の融資窓口担当であるクリスティンは、恋人のクレイとラブラブな日々を送っていた。過去にはダイエット成功経験もあり、仕事にも熱心なクリスティン。支店長からは次長のポストが空いており、出世の可能性もあるとほのめかされる。そんなある日、身なりの汚い老婆(ガーナッシュ)が窓口にやってきた。ガーナッシュはローンの延長を要求してくるが、支店長に相談をした上であっさり申請を却下。クリスティンの足元にすがる様にして何とかならないかと頼み込むガーナッシュだが、動揺したクリスティンは、思わずセキュリティを呼んでしまう。この対応に対して老婆ガーナッシュの態度が豹変する。

【感想】完全ネタバレ

それなりにグロかったり怖かったりするのですが、なぜか笑って楽しめるホラーです。原題はDRAG ME TO HELLですから、私を地獄に連れてって・・ですね(笑)。パッと見た感じではそこまで悪くない人の、ちょっとした不親切。これが原因で、主人公が地獄に引きずり込まれていく様が描かれていて恐ろしいです。

 

クリスティンは自分の出世の足かせになりそうだという理由から、老婆(ガーナッシュ)への融資を断った訳です。実際はローンを延長する事は出来たという事実が、クリスティン自身を苦しめている様にも見えました。

 

もしも完全にローンを延長する事が無理だったのであれば、ガーナッシュさんがこの世のものとは思えない姿でつきまとってきても、もう少し強気で対応できたのかも知れません。

 

しかしサービスをする側の態度として考えれば、クリスティンはすぐにセキュリティを呼んだりしてあれはちょっと失礼ですよ。と思ってしまいます。まあ、老婆の方のマナーもかなり悪いですが・・・・。

 

最後の最後までクリスティンを守り抜こうとする、恋人のダルトン。彼は偉いなぁと思っていると、彼の大好きな趣味によってハッピーエンドを匂わすクライマックスから一気にバッドエンドに転落。なるほど前半のあの部分が、伏線になっていたのね・・・と分かりました。

 

何はともあれ、このガーナッシュさんの描写が非常に凝っていて凄すぎなので、観る価値は充分にあると思います。ガーナッシュさんから飛んでくるものは色々です。入れ歯は口から出てきて単独で襲ってきます。この老婆は何故こんなにしつこいのだろうと、少々呆れますね。入れ歯・ハエ・ゲロ等グロさが怖いというより、不衛生さが怖い作品だと思います。

ガーナッシュさんが昏睡状態に入った時、彼女の家には結構たくさんの人が集まっていました。こんなに人望があるのなら、この中の誰かに助けを求めても良かったのでは?とも思います。いずれにせよ、「人を呪わば穴二つ」とは、この事だなと思いました。