サブウェイ・パニック/地下鉄のハイジャック映画
サブウェイ・パニック
原題:The Taking of Pelham One Two Three/上映時間:100分/製作年:1974年
監督:ジョセフ・サージェント
原作:ジョン・ゴーディ
脚本:ピーター・ストーン
出演:ウォルター・マッソー、ロバート・ショウ、マーティン・バルサム他
【あらすじ】一部ネタバレ
ニューヨークの地下鉄が4人の男にハイジャックされた。犯人グループは、乗客と引き換えに現金100万ドルを要求、タイムリミット1時間の中で地下鉄公安部、警察そして市当局はどう対処するのか? ジョン・ゴーディ原作の同名ベストセラーをP・ストーンが脚色、J・サージェントが犯人との手に汗握る駆け引きをサスペンスフルに描ききった。公安部部長に扮するW・マッソー、犯人のリーダーを演じるR・ショーなど演技陣も充実、ハイジャック映画の中でも特筆すべき娯楽編となっている
【感想】ネタバレします
ご存知の方も多いかと思いますが、2009年に公開された【サブウェイ123 激突】はこの映画作品のリメイク版です。【サブウェイ123 激突】の方はガーパー役をデンゼル・ワシントンが好演。「サブウェイ123 激突」の方を先に鑑賞されているのであれば、この映画の中の登場人物の言動は、多少シリアスさに欠けていると感じるかも知れません。
主演は我らがウォルター・マッソー、監督はジョセフ・サージェントです。本作は大空港から始まるエアポートシリーズやポセイドンアドベンチャー、タワーリングインフェルノなどの大量なパニック映画と同時期に出現しています。割と静かなんだけどハラハラする感じや、オシャレな音楽が挿入されつつ適度なコミック感があるのが堪らなく良いです。また1970年代の映画と言う事もあり、地下鉄が乗っ取られた時の乗客の態度が妙にゆるく感じました。
ハイジャックと言うと飛行機のイメージが強いですが、バスであろうが、電車であろうがハイジャックと呼ぶそうです。この映画は地下鉄のハイジャックなんてあり得ないと言われていた1970年代に作られた事もあり、他のパニック映画とは一味違った独特なムードを醸し出しています。
ちなみに犯罪者達がお互いのプライベートを明かさず名前をグリーン、グレー、ブルーなど色の名前で呼び合うのは、おそらく「レザボア・ドッグス」のMr.ホワイトやMr.オレンジの元ネタなのでしょう。
そして更に気になったのはちょこっと出て来る日本人の描写です(笑)。日本人ってこんな感じ?ってイメージで作られている気がします。最近のアメリカ映画で、こうゆうのは無くなりましたね。そして有名なラストシーン。オチはいたってシンプルですが秀逸でおすすめです。
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